江戸時代には多くのお寺で子供達に読み書き、算数などを教え、「寺子屋」と呼ばれていました。きっと当時のお坊さんは子供達が学ぶことによって、様々なことを習得し自分の将来の道を開いて欲しい。また、将来の国をより良くして欲しいとの思いを持って寺子屋を開いていたのだと思います。
仏教の根本精神の一つは「平等」です。この平等の根本は全ての人々は尊い存在であり、幸いであるべきであるというものです。
今の日本は豊かな国のようであって、完全なる格差社会になりつつあります。それは大人だけではなく、子供にも受け継がれていきます。一所懸命に働いても思ったような収入を得ることが出来ず、子供達を塾に行かせてあげたくても行かせてあげられなく辛い思いをしている親御さん。塾に行きたいけれど言い出せない子供達。
勉強や学歴が全てではありませんが、現在の日本では子供の将来を決める上で、大きな要素となっているのは残念ながら否定できないところです。
勉強する環境が整わずに、諦めて投げ出してしまいそうな子供達がいたら、学びたい子供には学べる環境を作りたい。そして将来に希望を持ちながら努力してほしい!そんなお手伝いが少しでも出来たらと思い「てらこや」を立ち上げました。
人間は環境に左右される生き物です。お寺という場所で、子供達の役に立ちたいと願い集ったボランティア先生達の温かな気持ちの中で、勉強だけではなく人間としてより良く成長していきましょう。
「勉強したいけれど環境が整わない」「 塾に行きたい、行かせてあげたいけれど現実的に厳しい」と思っている方がいたら是非連絡をください。
そして、子供たちに勉強を教えてくださる講師ボランティアの皆さまもお待ちしています。一緒に子供達の応援団になりましょう!